メルマガ配信サービスMailChimp

ステップメールを他社からMailChimpへ乗り換えする手順

  • メール配信スタンド「MailChimp(メールチンプ)」に乗り換えしたい。
  • 移行した読者リストに誤ってMailChimpからステップメールを再度送ってしまったら?
  • 乗り換えしたためにステップメールが途中になって終わってしまったら?
  • 英語だしどうやったら無事に移行できるだろう。

…こんなことをお考えの方向けに、他社からステップメールをMailChimpへ乗り換えする流れと手順をご紹介します。

具体的に言うと
『MailChimp側で設定したステップメールは、他社サービスから移行した登録アドレスリストは送らない。MailChimpのフォームから登録した人のみに送る』を行う設定手順です。

これはステップメール付きのメルマガ運営をされていたお客様が「MailChimp」へ乗り換えのためのサポートをした経験を元にしています。トラブルなく成功していますので、この記事の手順通りにやれば問題なくできるはずです。

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MailChimpへの乗り換え:大まかな流れ

  1. MailChimpでステップメールを作成
  2. MailChimpのステップメールを配信する条件を設定
  3. A社の読者リストを書き出し(エクスポート)
  4. A社のリストをMailChimpに読み込み(インポート)
  5. 読み込む過程でA社のリストにタグ付け
  6. 読み込み完了
  7. テスト送信などをして検証、確認
  8. 移行完了

乗り換え作業の前に必要なこと

  • MailChimp に申し込み完了をしておく
  • 今お使いのメール配信サービスから登録者リストをCSV形式でエクスポートしておく

 

申し込み時の注意事項

※ MailChimpは無料プランでステップメールを使えますが、申し込みにはクレジットカードの登録が必要です。
その理由は万が一、無料プランの上限を超える配信になっても自動的に有料プラン(一番下のプラン)にアップグレードすることで『上限オーバーでメールが送られなかった』事態を避けるためのものです。気をつけていても起こりうることですので、了承して申し込んでください。

MailChimpへの乗り換え作業手順

この記事では以下の内容を前提に話を進めます。適宜、ご自身の状況に置き換えてください。

  • 現在使用中サービスではメルマガ登録者に7日間のステップメールを配信。その後は一括配信の通常メールを送るという運用法。
  • 現在使用中のサービス:「A社」と記載
  • 読者のメールアドレスリスト:「リスト」と記載
  • メルマガは毎日何十件も隙間なく登録されるため、スムースな移行が必須

MailChimp側でステップメールを作成

使用しているサービスで使っているステップメールと同じ内容をMailChimpでも設定しておきます。
MailChimpではステップメールをインポートする機能はないので、手動で設定します。

ステップメール(Automation)の作り方はこちら。

メルマガ配信サービスMailChimp
MailChimpでステップメールを設定する方法

この記事ではMailChimp(メールチンプ)でステップメールを設定する手順を説明します。 MailChimpでは無料プランでもステップメー ...

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ウェブサイトの登録フォームをMailChimpのものに差し替え

ウェブサイトのメルマガ登録フォームを、現AgentMailからMailChimpのフォームに入れ替え。この時でAgent Mailへの新規登録は停止され、MailChimp側に登録されることになります。

MailChimpのステップメールを配信する条件を設定

インポートしたメールアドレスはすでにA社側でステップメールを受け取っています。同じものを送信してしまわないよう、MailChimp側のステップメールの配信する条件をインポートされたメールアドレス「以外に送る」にします。

インポートされたメールアドレス以外を識別するものが先ほどつけたタグです。

元のサービスからリストをエクスポート

ステップメールの準備が済んだらMailChimp側で登録者を受け入れる準備ができたので、A社のメールアドレス(リスト)をCSV形式でエクスポートします。
エクスポートの方法はサービスごとに異なるため、各サポートページなどで確認してください。

MailChimpにAgent Mailのリストをインポート

MailChimpへリストをインポートします。名前、メールアドレスなど項目名と登録内容がずれがないよう確認しながら行います。その際、A社から移行したアドレスであることを識別するタグをつけます。その方法は以下の記事に書いています。

メルマガ配信サービスMailChimp
リストをインポートする-MailChimpでメルマガを始める

この記事では米国のメルマガ配信サービス「MailChimp(メールチンプ)」へ他社で運営していたメルマガのリストをインポート(移行)する方法を順を追ってご説明します。
MailChimpはお手頃価格の上に直感的な管理画面に洗練されたHTML画面のすぐれたメルマガシステムです。

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OKなら以上の手順で移行が無事に終了です。

MailChimpに乗り換え後、他社を解約できるタイミング

MailChimpへ他社からステップメールを移行する流れ

この図の「フォームの切替え日」とは、ランディングページなどご自分のウェブサイトに載せているメルマガ登録フォームを、それまでA社のものだったのをMailChimpのものに差し替える日(タイミング)ということです。

そうすることでこれ以上A社へアドレスは登録されなくなり、それ以降はMailChimp側に登録され、MailChimpから配信されるステップメールを受信します。

フォームの切り替え直前にA社のフォームに登録されたアドレスにはA社のステップメールが配信されます。A社の最後のステップメールは、フォームの切替え日を起点に7日目以降※ に配信完了されることになります。

MailChimpのフォームに切り替えた日から7日目以降は「ステップメールを受けそびれている」「途中までしか受け取ってない」アドレスは無くなりますので、プラスアルファの余裕を持って10日〜15日以降がA社を解約できるタイミングになります。

メモ

  • A社のリストをエクスポートするタイミングは、A社のフォームを閉じた後(フォーム差し替え後)
  • A社の解約のタイミングは、A社のすべての登録リストをエクスポートした後

それらの前にやってしまうと取りこぼしが出る可能性がありますので、手順は確認しながらやってください。

注意

※この図の例では7日間のステップメールを配信している場合です。それより短い、長い場合はその日数分を計算してください。

 

まとめ

以上、他のメルマガスタンドから乗り換えする時にもっとも重要なステップメールの移行方法とその手順についてを解説しました。

リストをインポートする前に、できれば自分のメールアドレスをいくつか登録したリストをテストでインポートしておくと、より間違いありません。

ステップメールは事前に設定しておくものですから意図しない配信が起こらないよう、一つ一つ自分で理解し、確認しながら進めれば大丈夫です。がんばってくださいね。

 

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