世の中で旬になっている話題は、良くも悪くも人の意識が向いているもの。
そのことに人々が敏感になっている時だから、それに言及した記事や意見は見てもらいやすいのです。
高いアクセスをかせぐブログサイトはAppleの新製品の情報や話題の人の話など、そのタイミングを逃さずに上手に記事を書いています。
いわゆるトレンドネタですね。
「旬の話題でシェアを得る」を、真田丸の絵を例に見てみよう
小さな例なのですが、私の場合のことをお話しします。
2016年はNHK大河ドラマ「真田丸」を追っていました。
三谷幸喜さんの脚本で、引き込まれる人物の描写、圧倒的なキャラクター立ちに、Twitterでは放送後は置いきれないほどのツィートが大量発生。
真田丸に関するキーワードが『トレンド入り』します。
堺雅人さん主演のこの『真田丸』は「ソーシャルメディアで盛り上がった大河ドラマ」という位置づけになっています。
甲冑制作屋さんのなるほど話や、歴史アイドルさんのコメント、
放送時の話の中の年代を元に登場人物の年齢を毎回計算してツィートする人、
いろんな視点とアイディアで感想を絵にして思いを共有する人たち。
いろんな情報が飛び込んできます。
視聴してると何だか「描きたく」なってくるのが真田丸の不思議なところ。
私も途中から参戦して、毎回放映後に「感想絵」をツィッターとインスタグラム中心にアップしていました。
このように旬の話題でシェアを得たい場合には、大事なポイントは3つあります。
1. タイミング
2. 希少性(他にはない、新しい)
3. 自分が興味・関心があること
分りやすい例として大河「真田丸」でお話しします。
1. タイミングは死守せよ
史実でも有名な
真田親子が敵味方に別れる
「犬伏の別れ」の回では、
大泉洋さん演じる源三郎が
リーダーシップを発揮した姿がりりしく、
心を打つシーンがありました。
(詳しくはググるかNHKオンデマンドでどうぞ)
第35回「犬伏」お兄ちゃんの見せ場でした。いつもは策士の信繁も兄の決意と策に圧倒されただうなずく。顔をくしゃくしゃに溢れる涙を抑えられない弟と、笑って涙を流す兄の姿が心打ちました。#真田丸 #丸絵 (洋さんの顔むずかし…) pic.twitter.com/7bBH4IwYsI
— T.KAORI (@norwayblue_eyes) 2016年9月5日
そのシーンを描いた絵は、
自分はあんまり顔の出来は気に入らなかったんですが
リツイート数 252件
いいね数 624件
と、Twitterで高い反応を得られました。
その親子の別れのシーンで
皆が胸熱になっていた時だったのです。
※リツイート:Twitterの
Facebookのシェアに相当するシェア機能
一方、その投稿の数日前に、
放映された話と関係のない過去の回の絵を投稿しました。
このブログ記事に真田丸の絵を使いたかったからです。
[wc_fa icon="arrow-right" margin_left="" margin_right=""][/wc_fa]欲しい未来への段取り作りは歴史ドラマを作ることに似てない?
シーンは何でもいいと思ったので適当に選んで描いたのがこの絵でした。
(以下はそのブログにリンクし、ブログの画像を表示させたTwitterの投稿)
自分の得たい未来を定めて逆算して段取り組むことって、ちょっと似ているなあと思った。/欲しい未来への段取り作りは歴史ドラマを作ることに似ているのかも #真田丸 #丸絵https://t.co/tbucyydtuv pic.twitter.com/kHuLEQgShw
— T.KAORI (@norwayblue_eyes) 2016年9月3日
すると、結果は、
リツイート数 18件
いいね数 58件
…と、10分の1ほどの反応に(笑)。
みながその気持ちになっているときにそれに沿ったものを出すときとそうでないとでは、これだけ違うということですね。
タイミングの重要さを教えてくれる、
分りやすい例です(笑)。
2. 他にない、希少性のある情報を出せ
話題性のあるテーマは、
まだあまり知られていない
希少性のある情報は、
多くの人の関心を寄せます。
真田丸のドラマの中で、
ある女性がネパールから
お土産に持参したヒモを、
主人公の真田信繁がヒントを得て
「真田紐」を考えたという
ストーリーがありました。
※真田紐は真田が作ったと言われる、
現在も生産される実在の織りヒモ。
ドラマの中で真田紐を提供し、
役者さんに織り方の技術指導をした
京真田紐師 江南 さんの
インスタグラムアカウントでは、
「ドラマの中のネパールのお土産の紐は、
実際に父が30年前にネパール訪問時に
山岳民族から譲り受け持ち帰ったもの」
-- 京真田紐師 江南 さん
と、貴重な内容を投稿していたのです。
https://www.instagram.com/p/BLQQYfKj-42/
リアルなエピソードを土台にした、
制作スタッフの小道具の力の入れように
へええと感心です。
Twitterでそのような情報は出ていなかったので、
元投稿のリンクと画像をつけてツィッターに投稿したところ、
私の場合、ふだんのリツィート数は
いいね数 の1/3くらいですが、
いいね数 25件
リツィート数 21件
と、数は少ないものの、
リツィート数がいいね数とほぼ並ぶ数に。
第39回「歳月」たかのお土産『ネイパラのサナール』は、小道具を提供した真田紐師 江南さんのお父様が30年前に実際にネパールから持ち返った紐だそう。小道具も本格的。 #真田丸 #真田紐https://t.co/KJz7vAZXFN pic.twitter.com/LwP17mJF5w
— T.KAORI (@norwayblue_eyes) 2016年10月7日
リツィートの割合が多いということは
「なるほど〜!」
「〜なんだって!」
の反応が多い結果です。
旬の話題のもので早く入手できた情報、
あまり出回っていない情報には必ず反応が得られます。
注目の話題が、
あなたのビジネスの業界と関連性があれば
新しい情報を得られやすいかもしれませんね。
3. 自分の関心のある範囲にとどめておく
「旬の話題」に取り組むとしたら、
これは、はずせない大事なポイントです。
自分の気持ちが気持ちが入らないと、
相手に響きませんからね。
まとめ
自分の関心のある旬の話題で、
自分から発信できるものはないか、
自分のビジネスに置き換えられる
ネタがないか、探してみましょう。
でも、それってなかなかない場合もあるので
「好き」なものでよいのです。
あなたの人としての側面がわかり、
個性の一環として受け止めてもらえます。
そこからつながるお客さんだっているはずですから。
小さなことでも
自分の感じたこと、
独自の視点が
言葉化されている限り、
人の心に届き、
ソーシャルでの反応は
確実に得られます。
私の真田丸の絵は、
「絵」で表現した私自身のドラマの解釈。
自分の面白いと響いたワンシーンを切り取り、
言葉を添えてその面白さを表現する
工夫をしているわけです。
(カタイけど)
そのような投稿を継続して
投稿し続けていると、
だんだんと「いいね!」や
リツィート数が増え、
その数も速く着くようになります。
つまり、継続することで
「この人はこういう
情報を発信する人」
と認知され、
その情報を期待して
待つ人たちが出てくる。
周囲にファンが集まる状態が
作られてゆくのです。
Twitterでの例でしたが、
ブログでもルールは同じです。
ブログの敷居がたかければ、
ソーシャルメディア上での投稿から
気軽に始めてみてください。