先日、ちょっとパソコンワークをするために「ホノルルコーヒー」に入り、アサイ・スムージーを注文。差し出されたカップを手にしてふと目にしたら、カップにメッセージが。
Have a nice day(良い日を)
こういう手描き風のデザインに見えました。
この文字が印刷されたメッセージかと思いきや、
よく見たらスタッフによる
マジックで書かれたメッセージだった。
「良い日を」なんて
手描きで英語のメッセージ付き。
おしゃれです。
カッコいいです。
でも、これ、ちょっと伝わりにくいなあと思います。
まず第一に、なぜ英語なのでしょうか?
ホノルルは英語圏だからでしょうか。
アルファベットって、単純な文字の形で
記号に見えるのでデザイン的にかっこつきやすい。
それと横文字は「欧米文化」な香りがしますので、
どうしても
進んでいる
カッコいい
オシャレ
なイメージがあるのですね。
しかし、
ここは横浜市都筑区池部町の田舎にできた、ららぽーと横浜の店。
ここが六本木あたりならいいんでしょうけど、
これ、ぱっと見で
「スタッフからのお客さまへのステキな心遣いのこもったメッセージ」と分る人、どれだけいるでしょうか?
まあ、私も気づいたので、気づく人はいると思いますが、
伝わりにくいです。
ホリスターもなかなかストレスなコミュニケーション法を押し付けていた
同じららぽーと横浜内に、関東圏に5店舗しかないHOLLISTER(ホリスター)というアメリカン カジュアルのお店があります。
この店舗が開店したときはかなりの長蛇の列でした。
私も開店当時にのぞきました。
このブランド店舗共通の演出なのだと思いますが、
→ ムード演出のために店内は暗〜い照明。
服の色が正しく分らない!
店内中、強烈な濃度の香水でプンプン。
香水は好き嫌いがある。人口の香りを演出に使うってどうなの?
店員のお客さまへの呼びかけが、
WHAT'S UP?(どう?)
英語での挨拶をふられました。
戸惑わせますね〜
お客はどう返したらいいでしょうか?^^;
・・・
ブランドコンセプトに基づいたイメージ演出は結構なんですが、
ホリスターにもホノルルコーヒーにも共通しての疑問は、
それで何をお客さまに
提供しているのでしょうか。
お客さまとのコミュニケーション?
ヨーロッパの人に英語でメッセージ書くのとは
意味ちがいますから、
素直に日本人には日本語のほうが
ダイレクトに伝わると思いませんか。
ちょっと空振りな感じがあるように思います。
相手の状況に最適化したもののほうが届く
「Have a nice day」(良い日を)
朝ならいいですが、私が受け取ったのは午後。
カフェはのくつろぎ時間を提供しているのですから、
nice day よりもnice coffee time とか、
お客の状況に最適化した表現がある気がしました。
そのほうがコーヒー休憩に来た人に
もっと刺さると思いませんか?
それもキチンと日本語でね。
手で書くのだから、決まり文句じゃなくても
いくつかパターンを用意して書いたらどうでしょう。
朝なら「おはようございます。この一杯で良い一日を」
夜なら「一日お疲れさまです☆」とか。
(※時間帯によってメッセージを実際に変えているかは確認していません)
そうすれば、お客さまはそのメッセージが
すぐ届くと思いませんか?
まとめ
きちんとコミュニケーションを成立させようとするなら、
お客さまの状況に合わせ、
相手が受け取りやすくする工夫が必要なんだなと思います。
独りよがりにならないよう、気をつけたいですね。
ということで、Have a nice day!