感覚ではなく再現性のある仕事をするためのヒント:記憶ではなく記録に頼る

感覚ではなく再現性のある仕事をするためのヒント:記憶ではなく記録に頼れ

勉強会の後は、半日「記録」の時間を作ります。
それは《記憶ではなく記録に頼る》ためです。

この記事は、覚え書きの意味も含めて書いています。

勉強会やセミナーばかりに出ていると、
情報を得ただけで  “何となくやった” 感
持ってしまいがちで、とても危険ですよね。

知識だけは入った頭でっかちの「にわか専門家」
私も少し前はこういう状態でした。

でも

「知っている」と
「実行できている(出来ている)」は全く違う。

にわか専門家は行動にうつしていない。
実践による「腑に落ちた真の理解」ではなく、
知識として知っているだけ。

では、真に身につけるためには、
実践して自分のものにするには、どうするのでしょうか。

 

1. 学んだことをつぶさに記録する

とにかく、行動や学びの記録を残します。

記憶はその直後は鮮明で印象に残ったことは覚えていても
細かいことは忘れてしまいます。

記録がなければ、覚えていることだけやってしまう。
時間が経てばそれももっと曖昧になる。

記録があれば、上手くいかないときに、
上手く行っていたことや、
ヒントになっていたことを見返すことができる(復習)。

このその内容がその時は分からなくても、
後で価値が出てくることもある。

だからそのための学びや、日々の気づきも含めて
記録はきっちり付けておくこと。

そのときにもう一度気づきを得られたり、
自分の感覚やそのときの記憶を呼び起こせます。
方法は、手書きではなくデジタルのほうが
量がたまるほどに「検索性」による利便性が上がるのでおすすめです。

Evernoteというアプリや、Gmailのメールでもいい。
件名はルールを決めて、検索しやすくしておく。
(この記事の画像は手でメモしている写真だけど)

 

2. その学びを通じて「やろう」と決めたことを書きとめる

記録だけでなく、その内容を振り返りながら、
「ふーん」で終わらずに「やること」を決める。

これが重要。「決める」んです。
決めないと、やれませんから。

学びの記録(直後なら記憶もつかってOK)から、
自分にどう落し込むか。
どのような行動にするかを考え、決め、それも書きます。

頭の中にあるだけじゃダメ。
考えは自分の中から切り離すために外へ出すこと。

それによって自分で自分のことを気づくし、
客観視ができます。

 
 

3. 72時間以内に、やると決めたことを行動する

これは「行動を起こす72時間ルール」という法則です。

決めたことを72時間以内にその一歩を踏み出すこと。

そうしないと「行動しない」こととして脳の中で
分類されてしまうそうです。
つまり、ずっとやらない。

小さくても一歩がまずは踏み出せれば、
2歩目は比較的カンタンになりますよね。

肝心の第一歩をどのタイミングで行うか。
それが72時間だというのです。

有名な心理学者エビングハウスが発見した
「忘却曲線」という話もあります。

人は学習後、
30分後には半分を忘れ
24時間後には、7割を忘れてしまう。

人は忘れてしまう動物。忘れないと前に進めませんからね。

これはこれで大切な機能なんですが、
だからこそ、記憶と決意の気持が新しいうちに行動する。

そうしやすいタイムリミットが72時間だというのです。

災害における人命救助に「72時間の壁」なんていう言葉があります。
人間が飲まず食わずに生き延びられる限界とされています。

何かがガラリと変わる区切りの時間(数字)なのでしょうね。

 

 

まとめ

  1. 気づきや学びは、とにかく記録する。
  2. その内容をうけ、何を行動するかを決める。
  3. 72時間以内に小さくてもいいので行動にうつす。

これによって、そのつど感覚的に対処するのではなく、
再現性のあるシゴトが可能になってくるということです。

失敗も、上手く行ったときのコトも、
学んだ重要なコトも、すべて記録しているから。

その記録データーは成功のヒントと具体策が詰められた、
貴重な「あなたオリジナル百科辞典」となるはずです。

記憶に頼らず記録に頼る。

72時間以内に、あなたも何か実行してみてくださいね。

関連リンク

Evernote(無料)
→ https://evernote.com/intl/jp/
Gmail
→ https://www.google.co.jp/intl/ja/mail/help/about.html

やさしいWebマーケティング メール講座
集客ブログサイト、ワードプレス、ランディングページ、ツール…
集客から販売まで、ネットビジネスで必要なスキルや知識を学べるメール講座です。

-コラム