多くの情報があふれ、"身体に良い"というものが流行るたびに飛びついてしまいがちな我々現代人。
そういった情報は決して万人向けではなく、その人の食習慣や体質によって違うはずなのです。
そこで、どんな人にも当てはまり、長期的に体調を整えることができるのが「重ね煮料理」だというのです。
それは単なる料理方法ではなく、ホリスティックな概念に基づき、食生活を通して心身共に健康的な状態に導くものなのです。
そこで、ビジネスの勉強会でご一緒している田島恵さん(この爽やかな写真の方♪)主宰の重ね煮アカデミー 1Day体験クラス に参加しました。
田島さんは長男さんがアトピーで大変だったそうですが、重ね煮に出会っておどろくほど症状が改善されたとのこと。ご本人も体調が変わったことを実感しているそう。
重ね煮とは、陰陽バランスがとれた調和の料理をし、それを食べることで心身のバランスを整える健康料理。砂糖や油、出汁を使わず、素材のチカラを最大限に引き出すという調理法。
しかもカンタンで短時間でできるといういいことづくめ!
前半は座学。重ね煮の概念の話なので、実習以上に重要な部分。
重ね煮料理のいいところとは?
野菜中心の料理なので、旬の野菜をたくさん食べられる、皮を剥かないからゴミが出ない、油を使わないから石けん使わない等々あるけれど、なんといっても素材そのものの旨味を引き出した自然のおいしさがあるということ。
そしてアレルギーや生活習慣病など体調に問題がある人でもOKな料理。
そして陰陽の考え方。これが根幹をなす部分。
中国古代からの思想で、森羅万象・宇宙のすべての事象が陰と陽で出来ているという考え方。陰陽、それぞれこのような性質がある。
[ 陰 ] … 静か、冷たい、広がる → 月、秋冬、老人、水
[ 陽 ] … 動的、あたたかい、縮まる → 太陽、春夏、子ども、火
日本人には、豊かな四季と自然災害の中で培われてきた
「自然に寄り添って生きる」世界観があるということ。
西洋とは逆の考えですね。
大きなポイントは、
その陰陽の調和がとれた「中庸」という状態が身体に大切だということ。
人間の身体の中にも陰陽のバランスがあり、
どちらかに偏りすぎると体調が悪くなる。
「中庸」のものを取り入れると、
もし陰陽どちらかに傾いてもバランスが保たれやすい。
つまり、健康が保たれるのです。
重ね煮では、陰の食材を下に陽の食材を上に重ね合わせ
火を通す中で、
陰陽のエネルギーがぶつかり合い対流が起き、
「中庸」状態が作られるとのこと。
これが重要なのですね。
こちらは《切り干し大根の煮物》。材料を切り、陰陽を考えながら順に重ねていきます。
《根菜の重ね煮みそ汁》材料を重ねてゆき、味噌もドンといれちゃいますよ。
《ニラともやしのナムル》生徒さんにも切ってもらい、どんどん重ねていきます。
さあ、配膳です!
ランチョンマットに並べていきます♪
お味は…やわらかい!
「根菜の重ね煮みそ汁」は、出汁を使っていないのに
旨味が出ていることにオドロキました。
同じ材料なんですけどね。不思議ですね。
「ニラともやしのナムル」は油不使用のもの。
ショウガが利いて、さっぱりおいしくいただけました。
時間の都合上、事前に用意された
「さつまいもとりんごの葛あん煮」。
砂糖不使用、レーズンとレモンの皮をアクセントにした
上品な味で、いくらでも食べられますね。
とってもヘルシーで、風味や旨味が生きた料理でした。
* * * *
お話で印象的だったことは、
今は自分の考えを持つ前にたくさんの情報が入ってきてしまう。
しかし『自分の軸』を持つことで、ぶれることもなく、振り回されずにすむ
ということ。
それはつまり選択する価値基準を持つということ。
これがいいんじゃないか、
これをやったほうがいいんじゃないかと迷うことなく
何を選択し、何をすればよいか分るから、
行動がシンプルになり、楽になるというのです。
私たち個人起業家のビジネスでもそうですね。
いろんな集客方法 WHATを学んだところで、
ビジネスの「軸」 WHY が明確でなければ、
その都度に振り回され、実りも少ない。
情報が氾濫し、どんどん変化する時代だからこそ、
どんな状況下でも判断できる基準、
つまり変わらない「軸」=方針を持つことが大切です。
それはあなたの行動基準にもなる、すべての指針。
仕事も、食べ物も、「軸」を持つこと。
そしてどんな軸にするのか?ということも重要ですね。
あなたはどんな軸を立てますか?
田島恵さんの「重ね煮アカデミー1Day体験クラス」は
WEBサイトをごらんくださいね。
ゴールデンのバロンちゃんとリスがお迎えしますよ♪