ワードプレス(WordPress)って耳にするけど…
「ワードプレスとは何?」
「ワードプレスで出来ることは?」
「ワードプレスと無料ブログの違いって?」
あなたはもしかしてこのようなことで情報を探していらっしゃるでしょうか。だとしたら、この記事をぜひ最後まで読んでみてください。
アメブロをお使いのお客さまにビジネス向けワードプレスを作ったりリニューアルなどをしているWebプロデューサーの私が、自分の体験やお客様のお話なども踏まえて、なるべく完結に、あなたの知りたいことに回答いたします。
ワードプレスとは集客や収益化が可能なブログ作成ツール
ブログ集客に成功している起業家、月に数百万円以上を稼ぐプロブロガー、アフィリエイターさんたちはワードプレスを使っています。
ワードプレスが集客に強い理由:読まれ続ける状態を生み出しやすい
ワードプレスが売り上げアップや収益化が得意である理由は、検索ユーザーやソーシャルメディアから見込み客を連れてきて、お申し込みや購入を定期的に生み出す状態や仕組みを作りやすいからです。
なぜワードプレスがそんな状態をつくりやすいのかというと、理由は大きく2つあります。
- ワードプレスが検索エンジンとの親和性が高いから
- セールスへの動線などを自由に作りやすいから
「ブログ集客」とは、検索エンジンの仕組みを活用したものです。情報を探す検索ユーザーの欲しい内容があなたの記事に書かれていれば、検索結果を通してブログへやってきます。
ブログの記事の中では、記事を読んであなたに信頼や興味を持つようになれば、メルマガや商品へ誘導した動線から登録したり購入するようになります。
そういった読まれる記事をいくつも書くことで、解決策を求める人たちを継続的にブログへ呼び込むことができ、安定的にアクセスを増やすことができるのです。
検索からの訪問者を集めやすく、かつ個人が使いやすいツール。それがワードプレスなのです。
無料ブログでは不十分な理由:ブログ集客に必要な機能やビジネスに大事な安心感が足りない
検索エンジンから訪問する人を取り込む意味での「ブログ集客」は、アメブロは条件が不利です。商用利用が認められてもあまり関係はありません。
アメブロがビジネスに難しい理由:信頼を得にくい
アメブロを何年も書かれている私のお客様のお話をします。
この方はアメブロでしっかり価値を伝えようという姿勢で休みなく記事を書き、Facebookでの投稿シェアも定期的に行い、メルマガも運営、マンツーマンメニューは満席。集客はすでにできていらっしゃいます。
そんな方が、WordPressのサイト立ち上げのご相談をされた時の言葉です。
「ちゃんとやってる」という信頼感や安心感のようなものは、アメブロでいくら書いても得られないような気がしています。
フェイスブックから私を知ってくださる方より、検索していたら偶然見つけた!という方が多いので、SNSをされない方にもより安心して知っていただけるのがワードプレスなのかな、と感じています。
ーS.A様
きちんと集客もできて情報発信も定期的に休まず取り組んでいるこの方の言葉は、まさにアメブロの限界を表していると言っても過言ではないでしょう。
自分自身のウェブサイト(ワードプレス)を持っている人と比べて、無料ブログはどこか本気でない印象、あるいは趣味ビジネスに見えてしまう恐ろしさがあります。
売り上げがあっても、立派なキャッチコピーを作っても、やはり「アメブロ」ということだけでブランディング的に格下げのイメージになってしまうのは確かです。
どんなにヘッダーをカスタマイズしていても、スマホでウェブを見る時代にスマホで差別化したヘッダー画像は見えません。見やすくサービス説明を書くことすら難しい。
合わせて読みたいワードプレスとアメブロの使い分け方と違いを徹底比較
ご注意
ここで言うブログ集客で使うツールは「WordPress.org」です。
それとは別に「WordPress.com」というサービスがあります。アメブロやライブドアブログ等と同じワードプレスが使える無料ブログサービス。制約があるので、集客にWordPress.comは使いません。混同しないよう注意を。
ワードプレスはどう使うの?
ワードプレス(WordPress)は、「ウェブサーバー(サーバー)」と呼ばれる専門のコンピューターにインストールして使います。エクセルやワードのように自分のパソコンにインストールして使うものでなく、ウェブ上でプログラムが動いて機能するツールです。
通常は「レンタルサーバー」という月500円〜程度からのサービスを契約し、そこにワードプレスをインストールします。そのあとの必要な設定や記事の更新作業は、基本的にブラウザ※からアクセスして行います。
インターネットの環境があれば、どこからでもサーバーにアクセスして記事を書くことができます。
記事を書くと、サーバー上にその書いた内容(データー)と、画面のテンプレートが別々に保存されます。アクセスがあったらプログラムがデーターとテンプレートを組み合わせてページにして表示する仕組みです。
上記のイラストはその説明図ですが、ざっくり雰囲気を把握できればOKです。^^
※ブラウザ:Internet Explorer や Chrome、Safari、Firefoxといったホームページやインターネットの情報を見るのに必要なアプリケーション。あなたがこれを見ているのも「ブラウザ」から見ています。
コラム:ワードプレスは世界No1のシェア
ワードプレスは多くの人に使われています。それだけワードプレスで実績を出している人のノウハウがたくさんあり、情報を手に入れやすい状態にあるということです。世界中の全てのウェブサイトのうち、約3分の1(2019年現在)※1がワードプレスで作られています。ウェブサイト制作管理ツール(CMSと呼ばれます)の中では59.9%※2、日本だけに限定すれば80%以上のシェア数で圧倒的な人気です。
※1 Interenet Live Stats,※2W3 Techs, 日本語でのシェア 2W3Techs
以下は検索キーワード数の推移を見ることができる「Googleトレンド」で、2004年から2019年までの「ワードプレス」で「日本」を対象にした検索傾向です。
個人ブログだけではなく、企業サイト(価格コムやクックパッドほか)やローリングストーンズやケイティ・ペリー、さかなくん、他著名人サイト、商品プロモーションサイト、大学、病院、ショッピングサイトなど数多くの種類のウェブサイトに使われています。
ワードプレスを最強にして人気を集める理由はこの3つ!
ワードプレスを最大にして最強にしている理由はこの3つです。これを抑えれば、ワードプレスの特徴を理解しやすくなるでしょう。
- 検索エンジンとの親和性が高い
- 機能をカンタンにふやせる「プラグイン」
- 外観デザインをはじめとする強力なカスタマイズ性
【1】検索エンジンとの親和性が高い(SEO)ので検索から人を呼びやすい
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索結果の上位に表示させるための工夫や対策のことを言います。
その点、ワードプレスはそのSEOに必要なことが盛り込まれて、親和性が高いとGoogleの人にもお墨付き。Googleのマット・カッツさんの有名な言葉を紹介します。
ワードプレスは賢い選択です。
ワードプレスはSEOに関する多くの問題を自動的に解決し、SEOの手法の80〜90%に対応するように作られているからです。WordPress is a great choice.
WordPress automatically solves a tons of SEO issues.
WordPress takes care of 80-90% of Search Engine Optimization(section).マット・カッツ(Matt Cutts) 「WordCamp サンフランシスコ 2009」
【2】 機能をカンタンに増やせる「プラグイン」という仕組み
プラグインとは機能を拡張するためのミニ・プログラムのことです。
ふつうは機能を加えるためにはプログラムを書く必要があります。ワードプレスでは、プラグインという独立させたインストール型にしたことで、専門知識がなくても手軽にその機能を追加できるようにした仕組みにしています。
プラグインは無料から有料まで世界中の人が作ったものがあり、公式サイトには54,000件以上ものプラグインが登録されています(2019年現在)。
ワードプレスとプラグインとの関係は、スマホとアプリの関係に例えればイメージしやすいです。
例えばスマホはアップルやGoogleなどのメーカーが作ってますが、アプリは別の第三者が作っていますね。アプリを選んでインストールすれば自分だけのスマホを作ることができる。プラグインはそんな役割に近いイメージです。
ワードプレスそのものはシンプルなブログ機能だけなんです。そこでプラグインを上手に選べば、あなたの実現したいウェブサイトを作ることができます。
【3】プロがデザインしたデザインの入れ替え・自分に合わせたカスタマイズ
そのしくみをワードプレスでは「テーマ」と呼んでいます。
サイトの目的別に用意されたデザインのテーマが国内外、無料・有料とたくさんあります。テーマをインストールすれば、1時間以内にはデザインが整ったウェブサイトができあがります。
ビジネスの世界観に合わたカスタマイズや動線の設置などがしやすいテーマを選ぶようにしてください。
ちなみに当サイトのテーマは、人気の「Affinger5(WING)」というものを使っています。デザインの自由度があって、売上げを上げているアフィリエイターさんたちによく使われています。
ワードプレスのデメリットは? 自己管理と勉強が必要なこと
そんな人気があるワードプレスですが、デメリットもあります。
自由である分、ワードプレスはすべて自己管理
無料ブログサービスはサービス提供会社(アメブロならサイバーエジェント)が管理しています。使う側は何も心配いりません。
しかしワードプレスはだれもやってくれません。悪意のあるハッキングに襲われる可能性もゼロではなく、セキュリティ対策などは自分でやる必要があります。
ワードプレスでもアクセスを増やすための学びと努力は別に必要
ワードプレスには「検索結果で上位をねらうための基本条件」は揃っていますが、「ワードプレスにしただけで集客してくれる魔法のツール」ではありません。
ワードプレスに人を集めるためには、積極的に知識を仕入れなければ「サイトの資産化」を生み出すことはできません。適当にやっても自然には身につきにくいものです。
「見込み客が読みたいと思う良い記事」を書くことは必須です。特にアメブロを書いていた方は自分視点で書くクセがついていることが多いので、しっかり読み手視点で書く方法を身につけましょう。
ワードプレスは自らお客さまに届けられない
ワードプレスに限りませんが、ブログやウェブサイトはソーシャルメディアやメルマガと違って見込み客に自分から動いて届けることができません。相手から訪問してもらう工夫が必要ですので、検索エンジンを学ぶことは必要不可欠です。
まとめ
最後にもう一度まとめます。
ワードプレスとは、集客を可能にするブログ作成ツールであり、上手に活すれば、売上げをあげたり、ブログで収益をあげることができる、強力なツールであるということ。
- ワードプレスは集客やマネタイズのしくみを作ることができる
- ワードプレスはセールスへの動線やカスタマイズがしやすい
- ワードプレスは検索エンジンに強い
- 検索エンジンの理解やライティングを身につける必要がある
あなたのビジネスの価値をより多くの必要としている人たちに届けるためには、無料ブログよりはワードプレスのほうが、より広く伝えてゆける力があります。
それを活かすためには、ワードプレスやブログのライティングを、最低限学ぶ必要があります。日記感覚で書いていても読まれづらいからです。
一つ一つあきらめずに取り組めばどなたでもできます。多くの人にあなたのビジネスを届けてゆけるブログサイトを作ってゆきましょう。
アメブロの方は、この記事を読んでおくとワードプレスに取り組みやすいので、ぜひお読みくださいね。
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