重ね煮アカデミー ディプロマ制作プロジェクト

ビジュアル・アイデンティティ制作

修了証書デザイン、ディプロマ制作事例ー重ね煮料理アカデミー 田島恵さま

投稿日:2017-05-31 更新日:

この記事は、このような方向けに書いています

協会ビジネスなどでオリジナルの教育プログラムを作っている方
生徒さんに渡す認定証をどこで用意しようか考えている方

そろそろ下火かもしれませんが、ここのところ「協会ビジネス」がはやっていますね。

オリジナルビジネスで教育課程を作り、その教育をすべて受けた人は他の人に教えてもいいですよ、という認定を与えた講師になれるわけです。

はれて講師になれた人には、先生から資格認定の修了書を渡すのですが、少し前にはFacebookでも、卒業合格した認定証を持った生徒さんと先生との写真がよく流れきたものでした。

しかしデザイナーでもある私が見るのは、その認定証のデザイン。

残念ながら、そのほとんどは「どこかのテンプレートで簡易に作ったもの」でした。
なんというか、雑なデザインといいますかね。

せっかくご自分が伝授した証の認定証(ディプロマ)が、

お金をかけないよう無料の、
ネットですぐ見つけられそうな
【インクジェットのプリンターで印刷しました】な
【量産型テンプレート デザイン】

で済ませていたりしたら・ちょっともったいない気もしますね。
やはり「ありがたみ」を感じてもらうことは達成感と強めますし達成しようという意欲も高めます。

今回、 重ね煮料理研究家の 田島恵さんの

「他にはないものを渡したい」
という思いでスタートした、
ディプロマ制作プロジェクトの過程です。

世界に一つしかない、想いをのせたディプロマ(認定証・修了証書)が欲しい

重ね煮とは?

とても奥深く、人の生き方、
自然との共存につながる概念を背景に、
野菜をまるごと食べられる、
しかもカンタンで時短という
魅力づくしの料理法です。

味は、陰陽のエネルギーが中和されるので
まるく、柔らかいのが特徴です。

そんな重ね煮を教える
重ね煮料理研究家の田島恵さんより、

ご自分の「重ね煮料理アカデミー」卒業生を
送り出すにあたって

「終了証書を他にないものを作りたい」

巣立つ生徒さんに重ね煮の背景にある
「思いを渡したい」

という思いで、オリジナルのディプロマ制作の
お話をいただきました。

依頼を受けて要望を整理しました。

・和風すぎない話の世界
・重ね煮の世界観
・ナチュラル感

が要素であり、かつ、

「アナログ感は持たせても、渋すぎない」
「和の世界はあるけど和すぎない」

を、一番のポイントとしました。

アナログ感、和だけど和すぎないデザイン。"贈り文字"の魅力を入れる

野菜:重ね煮アカデミー ディプロマ制作プロジェクト
まず決まったのが、
手描き感のある野菜の絵を添えることです。

そして次に「修了書」というタイトル文字について。

ふつうにフォント文字を配置してみましたが、
インパクトがありません。

ここはロゴのような筆字を持って来ることで
バランス的にも良く、インパクトもあり、
単なる事務的な修了証ではなく
作品然とした存在感が出ると考えました。

そこで思い立ったのが
贈り文字書家の紀未来(キミクル/松原紀美子)さんです。

書家でありデザイナーでもあるキミクルさんの筆字は、
渋すぎず、柔らかくポップな雰囲気さえ持つのが特長なのです。

今回の重ね煮アカデミーのディプロマ制作プロジェクトには
うってつけだと思い、依頼することになりました。

さっそく快諾いただき、ご依頼者の田島さん、
キミクルさんの3者スカイプで打ち合わせを行いました。

筆文字にする言葉は重ね煮の世界を表す文言にし、
くどくなりすぎないよう少なめの文字数にすることになりました。

筆文字はキミクルさんよりいくつか提案があり、
最終的には、"届けたい思いに近い"
『調和』の文字が選ばれました。

 

重ね煮を通して伝える思いを配慮した題字

「調和」贈り文字書道家 キミクルさん

文字:贈り文字書家 キミクルさん

最終的に選ばれた「調和」という文字。
書道家キミクルさんはこのように配慮して作成いただきました。

「調和」

ディプロマ 認定証とは いったい何だろう?
と考えた時に、
重ね煮アカデミーのスキルだけでなく
ここで学んだ 想いを受け継ぐものではないか
とイメージしました。

お家で 飾っていただくときに
先生との思い出が 力をくれることもあると思います。
優しいキモチになることもあると思います。

字が持つ力というよりも
恵さんと過ごした日々そのものが
刻まれたものが いいかなとイメージしました。

そこで恵さんが日頃大切にしている
「調和」という言葉をディプロマに添えたら
いいんじゃないかと想い
その形で仕上げました。

--贈り文字書家 キミクルさん

 

重ね煮のセオリーに沿った順番で野菜を配置

重ね煮アカデミーディプロマ デザインラフ

制作過程のデザインラフ

当初は画面全体に野菜が配置されている
ファンシー感がある枠でかこったり、
野菜を両・片方に配置したタイプをいくつか作成してみました。

田島恵さんにリクエストで根物のレンコンを加え、
ブロッコリーをやめて葉物、青梗菜を追加しました。

当初は見た目のバランスで野菜を配置していましたが、

野菜は重ね煮の順序で重なり、
その上に『調和』の文字を配置

という、重ね煮の世界を表現した
レイアウトになりました。
引き出しやファイルの中にしまわれる修了書ではなく、
飾ってもらえるディプロマにする

テストのレイアウト/デザイン確認

キミクルさんが作成くださったデザインレイアウト確認のテスト版

3者で話し合っている中で出てきた
「飾ってもらえるディプロマ(修了書)」。

キミクルさんが『調和』の2文字の配置を含めて
イメージ確認のために額に入れて飾ってみたりと、
積極的にアイディアや意見を出してくださいました。

そして
「飾ってもらえる」
「眺めていたい」ディプロマにすることが、
今回のプロジェクトのゴールとなりました。

 

これを準備していて思ったんですが、
もしかして額にいれて渡すのもアリなのかなって。

-贈り文字書家 キミクルさん

まさにそのまま飾れるものであることを
あらかじめセットする
額に入れて渡すというアイディアも浮上。

その場合は、ディプロマ自体が額に入れて
耐えうる美しいものでないといけません。

 

生徒さんに受け渡した、ディプロマを通しての想い

レイアウトも決まり、
ナチュラル感のある紙をいくつか選びテスト印刷。

紙質も決まり、最終的な画面がこちらです。

重ね煮アカデミー ディプロマ制作プロジェクト

そして第一弾は、3名の方が授与されました。

生徒さんがわぁ〜っと見て、
想いを受け取ってくださったのが分かりました。

野菜かららせんにつながる調和の言葉に
感動していただけました。

-重ね煮料理研究家 田島恵さん

その時のお写真がこちら。

透明な額に入れられているのがお分かりですか?
クリアフレームは田島恵さんのセンスです。
素敵ですね。これは飾りたくなります!

重ね煮アカデミー 終了式

重ね煮アカデミー 終了式
重ね煮アカデミー 終了式

他にない重ね煮の世界観を表現したディプロマが完成し、
生徒さんの手に受け取られ、想いが引き継がれてゆきました。

次の卒業生は来年です。
これからも多くの生徒さんが、
重ね煮の世界を学び、想いを受け継いでゆきます。

まとめ

ディプロマ制作のプロジェクトの様子をお伝えしました。

生徒さんに渡す資格認定書を、量産系のテンプレートではなく、
ビジネスの世界観が表現されたオリジナルのディプロマにして、
生徒さんにメッセージを引き渡す。

それによって

あのディプロマが欲しいから資格を取った!

そんな生徒さんが出てきてもいいかもしれません。

オリジナルデザインのディプロマ制作は、
KAORI CREATIVEかキミクルさんへお問い合わせください。

重ね煮アカデミー Meg's Natural Kitchen
http://megu-kasaneni.com/

贈り文字書家 紀美来(キミクル)
https://kimicle.com/

 

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