共感者・応援者を作るシェア コンテンツの事例「Hope for Paws」

独自コンテンツでソーシャルメディアの共感と応援を勝ち取った事例

ブログは書いたら「待ち」の状態しか取れないメディアです。

ブログに人が来て、共感・信頼をもつファンを創るには一定の期間/時間がかかります。

そこで、ソーシャルメディアの特徴を生かし、ブログの強さと合わせてファン創りのスピードを上げることができる『シェアされやすいコンテンツ』=『シェアコンテンツ』を取り入れていこうというお話です。

シェアされやすいコンテンツについては
過去記事でもお話しています:

ファンを惹き寄せる認知と共感獲得のシェア コンテンツとは>
ブログへ惹き寄せる心と知性を刺激する投稿>

上記記事にも書いたように
シェア コンテンツには
いくつか種類がありますが、

ここでは「啓蒙性とドラマ性のある情報」について
事例を上げながらお伝えしてゆきます。

啓蒙性のあるコンテンツとは、
何かに意識づけされ、学びがある情報です。

共感と賛同を得られれば、
力強く拡散されてゆきます。

ネット上で時々見かける
署名キャンペーンもその一つですね。

オリジナルのドキュメント動画でソーシャル上のバイラルを起こした動物保護団体『Hope for Paws』

hope for pawshope for paws youtubeHope for PawsのYouTube チャンネルより

米国LAを拠点に
動物の保護活動している
非営利団体Hope for Paws。

子供のころから動物を
助けてきたという
代表のエルダド・ハガーさんは、

2006年ごろから救助するその現場を
カメラを片手に動画に撮り、
YouTubeにUPをしつづけています。

それが徐々に広まって話題となり、

メインの発信場である
YouTubeチャンネルでは、
今や登録者数 100万人以上。

視聴回数トップの動画は2千万回超え。
トータルの視聴回数は3億5,200万回以上。

YouTubeから2度の表彰を受けています。

We now have TWO out of the THREE possible YouTube awards in the office!!! The next award will require 8,674,593 more...

Hope For Pawsさんの投稿 2016年12月3日

 

その救助活動の内容は
CCNやFOXテレビでも取り上げられ、
ジャーナリストのアンダーソン・クーパー氏の
TV番組に出演したこともあるほどです。

ネット上の動物愛護者には
おそらくかなり知られている存在です。

 

彼のFacebookページの投稿を見ると
非常に高い いいね!数や、
シェア数がついていることが分ります。

hope for paws(Hope for Paws のFacebookページより 任意の投稿から抜粋)

彼の情報にこれだけの反応があるのは、
大きく二つあります。

  1. 唯一無二のドキュメント・ドラマがある
    救助される動物の状況や背景はすべて違うストーリーがあります。
  2. 強烈な「啓蒙性」「教え」がある
    命を尊重し、一匹一匹に向き合うことを学ばされます。

単なるかわいいだけでない、
学びの要素が見る者に強く響くのです。

 

あるチワワちゃんの救助動画の投稿が高い反応を得られる理由

あるチワワちゃんの救助動画のリンク投稿は、8,000件ちかくのいいね!、4,000件以上のシェア数です。

eldad-fb-post

コメント365件
7,966件の「いいね!」
4,174件以上のシェア数 です。

この動画の視聴数は
公開後わずか一ヶ月で300万回以上

この動画に何があるのかというと、

救助したこの子に「マイクロチップ」
(飼い主情報を登録するミニカプセル)が
埋め込まれていたので、
無事に飼い主と連絡がとれて
元のお家へ戻ることができたという話です。

エルダドさんによると、
ペットの3匹に1匹は迷子になり、

そのうち
ネームタグやマイクロチップが
ない子の9割は元の家には帰れない

そうです。

現実には、
彼が救助する動物のほとんどは
マイクロチップが埋め込まれていないか、
正しく登録されていない。

なのでこの動画は

「マイクロチップを
正しく登録することが
ペットを救う実例」

という教育ドキュメントに
なっているのです。

同時に、そのまま野良となり
不幸な運命をたどったかもしれない子が、

無事に飼い主の元に戻れた
「感動」のストーリー

でもあるのですね。

「攻撃的だから人が飼えない」と殺処分予定だったエディの動画にみるメッセージの強さ

エルダドさんの数多くの動画の中から、2010年に投稿された、ずっと未だに再生されているという、強烈な印象を与える動画をご紹介します。

彼の異名が「Dog Whisperer」(どんな犬とも対話し心を開かせてしまう人)と言われる所以ともなる動画です。


「Edie -rescued an hour before euthanasia」
(殺処分1時間前に救助されたエディ)

「攻撃的すぎて人が飼うことは不可」とされ、殺処分の1時間前にシェルターより、動物の保護活動をされるブロウィンさんによって救い出されたエディ。

しかし攻撃的なままでは獣医の診察を受けたりその後の里親探しは困難です。

そこでブロウィンさんは、Dog Whisperer と言われるエルダドさんに、恐怖心むき出しのエディは本当にダメなのか、人を信頼して心を開けるかを見てもらうようお願いしたのです。

結果は… ご覧のとおり。

シェルターは、
動物たちにとってすべてが恐怖なのです。
小型犬ならなおさらです。

シェルターでこういう子を見かけたら、
見過ごさないでください。

エディーに必要なのは
愛情(ハグ)なんです。

ーエルダド・ハガー

エディは一週間後には飼い主が見つかり、
その後の様子も動画に上がっています。

Edie is adopted update. Bronwyne Mirkovich.
https://youtu.be/dOmDmSrW33w

その後の様子を上げることで、
ストーリーの続きを見たくなりますよね?

ソーシャルを上手に使った情報発信です。

ちなみに、動画の中でエディにかけようとしている赤い模様のはいったリード紐は「ラッキー・リーシュ」と呼ばれていて、動画の中で救助した動物には必ずかけてあげています。
名前からしてその子の幸せを願う意味があるのかもしれません。

そのヒモは販売されており、動画を見ている動物がいる人なら欲しくなりますよね。
価格はそれほど高くはないので営利性はないようですが、これもコミュニティをうまく作っています。
ソーシャルの使い方、つなげ方が本当に上手くて、使いこなすとはこのことだと、いつも感心しています。:-)

動画をシェアすることで活動に参加する意義がある

そして、彼の動画がシェアされることには
一石四鳥くらいの意義があります。

その動物の露出が広がることで

  1. 元飼い主を見つける可能性を高め
  2. 里親を見つけやすくし
  3. 再生回数UPで広告収入が活動費となり
  4. 多くの人にペットに対する意識啓蒙ができる

つまり、彼の動画をシェアすることで
彼の活動に参加することになるわけです。

彼の投稿のシェア数は、
その意味を理解し、

活動に共感し賛同する
「応援者の数」なのです。

このようになると、
自分のファンに囲まれたコミュニティーの状態になります。

まとめ

活動や考えに共感する人は
やがて応援してくれる人になる。

応援者は心を動かされているので、
情報を広めようという気持ちになっています。

この応援者は「ファン」に言い換えられます。

ファンができれば、
情報はシェアされやすくなるのです。

エルダドさんの場合、
救助中はどんなに大変でも
かならず動画を撮り、

どんなに忙しくても動画を編集して
1本のドキュメントとして仕上げ
各ソーシャルに投稿するという行動が
人にメッセージを伝える手段となりました。

彼の場合は「動画」でした。

ご自分のメッセージを伝えるためには
どんなソーシャルがあうのか。
ビジュアルは自分のビジネスのストーリーや世界観を現しているのか。
言葉はこれで伝わるのか。

あなたの伝える手段は何か、
ぜひ取り組んで考えてみてはいかがでしょうか。

 

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