starbucks vs tullys

ソーシャルメディアのファン創り(1)スタバとタリーズの Facebookページ比較

今や、企業の8割がFacebook(フェイスブック)を活用しています。
そんな中で、人気のソーシャルメディアでファン創造が上手な企業を見てみるシリーズ第1回。
コーヒーという身近な商品を扱う企業、スターバックス vs タリーズです。

第7回 企業におけるソーシャルメディア活用に関する調査

 

スターバックス vs タリーズ 比較データー

スターバックス(ジャパン)
・店舗数 約1,000件
・日本語Facebookページランキング18位
・インスタグラム フォロワー 184千人/145件

タリーズコーヒー(ジャパン)
・店舗数 約600件
・日本語Facebookページランキング964位
・インスタグラム フォロワー 25.6千人/投稿373件

スタバはシアトルスタイルカフェ・ブームの火付け役でもあり、店舗数も倍の開きがあります。規模からしてもそのままずっと先を行っている感がありますね。

 

Facebookページのビジュアル写真は圧倒的にスタバが魅力的

実際の店舗に足を運べばわかりますが、季節のチラシなど、お魅せ回りのグラフィック(写真やデザインされた印刷物など)は、圧倒的にスタバが上手です。

スターバックス、タリーズ fbカバー

上記、各Facebookカバーだけですでに違いますね。
スタバは初夏に向かった季節的な雰囲気を前面に出しています。
タリーズは落ちついた感じですが、地味ですね。
スタバとは違う路線をとっていたとしても、もう少しやり方があるはずですね。


タリーズは、カフェでの普通にお客さまが見る目線のような写真づくりが多いのに対し、
スタバは、商品のイメージを写真にしている印象です。

タリーズはナチュラルながら、インパクトは少し弱くなります。
スタバは商品の世界観が強く伝えられる、
見た目にも強いビジュアルを使っている違いがあります。

そしてもう1点。
スタバは投稿文字数を3行で収めています。
タリーズは「…もっと見る」が表示される文字数になっています。

お客さまにパッとメッセージが目に入るための
細かな配慮がされているのもポイントです。

 

コメントの熱量はスタバが圧倒的

コメントを見ると、
商品に対するファンの熱量の違います。

コーヒーではなくケーキの製品を紹介している投稿で比較してみると…
(左:スターバックス、右:タリーズ)

スタバ vs タリーズ


最も大きな違いは、

タリーズは「美味しそう!」というコメントが多いのに対し、
スターバックスは「美味しかったです!」が多い。

そしてスタバは
自分が買った写真をUPしているコメントが多い。

つまり、すでにファンがスタバの製品体験に参加し、
コメント欄でそれを見せ合っているのです。

スタバ vs タリーズ スタバ vs タリーズ


スタバの提案する製品を早く体験したい。

私はもう、体験したよ。見て見て!

Facebookページ周りには、
そんな気持ちの人たちがいることが分ります。
スタバはFacebookページでファンを作ることに
成功していると言えますね。

スターバックス ジャパン Facebookページ
タリーズ コーヒー ジャパン Facebookページ

まとめ

両社の商品パッケージや味、価格に大きな違いはありません。

決定的な違いがあるとしたら、

商品の世界観へ引込ませる見せ方に
力を入れているというところでしょう。

それによって製品の価値観を感じさせ、
それを伝わる工夫をしているのです。

人は安いから買うのではなく、
価値を感じるものにお金を払うのです。

逆を言えば、価値が伝わっていないと売れないのです。

あなたのお仕事は、価値を伝えられる工夫をしていますか?

モノや作品を扱っている人は、
インスタグラムやピンタレスト、
モノを売っている人気のFacebookページは
「見せ方」の良い研究先かもしれません。

サービスの場合でも、価値を伝える「言葉」が研究対象です。
言葉を磨き、工夫することで、伝えることが可能になります。

あなたの価値はあります。

ご自分の価値をどう伝えていけるかということです。
上手に行っている企業や人を、
もっともっと研究してゆきましょう。

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