私の住まいの近くに、ららぽーと横浜という商業施設があります。
TOHOシネマズ、東急ハンズ、イトーヨーカドー、コスメキッチンほか、約370店舗がならぶ、大型ショッピングセンター。
そこは、近年、いつもリニューアルをしています。
2007年の開業以来、初の大規模リニューアルが2013年2月から半年くらいかけて行われました。昨年2015年夏にも大きく行われ、そしてその半年後の2016年3月も大きく変わろうとしています。
リニューアルは具体的にはつぎの3種類。
1. 閉店
2. 新規開店
3. 改装/移転(施設内で場所移動)
閉店の理由は、たぶん、売り上げが十分ではなかったと推測できます。
新規開店は、閉店して空いた所に新しいものを置くって単純発想が可能。
では、改装とか移転って、
なぜ行われるのでしょうか?
そこに店舗を構え続けられるということは、ある程度売り上げが上がっている、あるいは今後売り上げが見込まれていると思われます。
なのになぜ、お金をかけてわざわざ内装やレイアウトを変えるんでしょうか?
答えはカンタンです。
お客さまは、慣れてくると
きちんと見なくなるからです。
分っているものは飛ばしてしまう。
スキップしてしまう傾向にあるからです。
なので時々変更を加えることで
目を新しくする、
飽きさせないための工夫ですね。
店の入れ替え、既存の改装。
これだけで雰囲気がかなり変わって新しいものに感じます。
鮮度を保ち、お客さまを慣れさせない。
リニューアルの目的はそこにあるわけです。
開店以来、ずっと存在していたディーゼルもついにリニューアル。どう変わるんでしょうかね〜(予測:たいして変わらない)
中身は同じでも入り口を変えるーそれがキャンペーン
あなたの提供するサービスや
商品は変わらなくても、
その入り口に変化をつける。
それがキャンペーンなのですね。
・無料のものを付けたおとくなセット期間限定
・役立ちそうな情報資料のダウンロード配布 etc
季節柄など適切なタイミングをねらい、仕掛けていく。
時々スパイスを効かせることで、お客さまにハッと気づかせる。
「そういえばいつも眺めてた○○さんのサービス、この際、申し込んでみよう」
「これがもらえるなら、やってみよう」
という心になるわけです。
それがいつも同じ方式で繰り返していると、
「いつか やろうかな」
「またやってるな〜 でも今度でいいよね」
となりがちなのですね。
同じバナーを
ソーシャルメディア上で
何度も流していると、
目が慣れて既知のものとして
スルーされる可能性が高くなります。
同じ募集内容でも、
キャンペーン期間中のバナーを
前半と後半で違うデザインにしてみる。
これも、見る側の目を慣らせない工夫の一つです。
それによって反応のよかった結果を、次のバナーなどのビジュアルに反映させることで、より反応率の高いものを作ることにもつながります。
また、別の人とコラボレーションした新たな(限定的な)特別サービスを提供することも、両方のファンにお互い認知され、お客さまに刺激を与えるよい方法ですよね。
毎朝、挨拶と合わせて投稿をする型を持つ人は要注意
毎朝、Facebook(フェイスブック)で同じ感じで挨拶とともに投稿をする方がいますね。
そういう投稿のコメント欄って
「挨拶だけ」で埋め尽くされていませんか?
発信側は楽ですが、
同じことを繰り返すと
見る者にとって
記号や号令化して見えてしまいがちです。
そうなると、そこにあなたの大切な考えを書き含めたUSP投稿(あなたのウリである専門性を書き含めた投稿)に対し、そのあなたの考えに対してではなく挨拶に対してのみ反応されてしまう可能性があります。
つまり、中身をきちんと読んでもらいにくくなりがちだということ。
そういう形式的な投稿がブログ記事のような長文であると(さらに「もっと読む」「続きを読む」が表示される)、私はまず読みません。
挨拶コメントが付く投稿がいけないわけではありませんが、
同じ形式でやり続けすぎると相手は慣れてしまい、
中身をきちんと受け止めなくなる傾向にある。
ということを覚えておいてください。
まとめ
お客さまを満足させるだけでなく(これはどちらかといえば対既存客)、
飽きさせない。
驚かす。
お客さまの選択肢が広がっている今の時代、
埋もれず、スルーされず、記憶に残るために大切なこと。
アイディアを持って、
時には変化球を投げ、違う面を見せながら
お客さまを魅せていきましょうね。