先日、午前中に外出したとき、フルーツだけの朝食だったので、どうも血糖値が低い。頭が動くように、何か甘いものをと時間があまり無い中で立ち寄ったスーパー。
そこで見つけた明治の「ぶどう糖」ミルクチョコレート。
初めて見た商品だったけれど、
「ブドウ糖」「集中力」。
この文字で即決購入。
理由は、何がメリットなのか
名前に明確に表現されていて、
まさに自分に必要なものだと
一目でわかったから。
お客様に選ばれるということは、
「お客さまが必要としているものを
分かる形で目の前に提示してあげる」
ってことなんだなと思うのです。
「だったらの法則」で置き換えてみたいと思う。
自分の技術や商品(サービス)はよいものなのに、
思ったように売れていないとしたら、それは
あなた(の商品・サービス)の価値が
お客さまに正しく伝えられていないということ。
お客さまが商品・サービスで最初にに触れるのは
それを「表現」している「言葉」。
これを見直してみてはどうでしょうか。
ネーミングを変えるだけで売上が変わってしまうコワさ
「名は体を現す」と言うけれども、
的確にその「体=本質)」を表現されたものであれば、
欲しいと思う人の心を一瞬で捉えることができる。
名前を変えたことでヒットした例を見てみましょう。
旧名:モイスチャー ティッシュ → 鼻セレブ
王子ネピアの「鼻セレブ」は保湿性とスクワラン配合で、しっとりとしたやわらかさが特長のティッシュ。発売当初の名前は「ネピア モイスチャー ティッシュ」。
なかなか売れず8年後に「鼻セレブ」に改名で、売上3割増。
旧名:フレッシュ ライフ → 通勤快足
レナウンの紳士用の抗菌防臭加工の靴下。
売上が少しずつ減少し、6年後に「通勤快足」へ改名で、売上はなんと10倍以上に!当時は通勤快速が始まった時期でもあり、認識されやすいタイミングでもあったそう。
旧名:缶煎茶 → お〜い お茶
この伊藤園の「煎茶(せんちゃ)」を正しく読んでもらえないこともあって浸透しなかった。
「家族だんらんなどの場で飲むお茶のイメージを打ち出そう」と、呼びかけるような雰囲気の「お〜い お茶」に名前を変更。結果、6倍近くの売上アップ。
・・・どれもネーミングで
売上が上がった有名な例ですが、
ネーミングが売上にどれだけの
インパクトを与えるか分りますよね。
つまり、
・単なる機能面を謳った名前(モイスチャーティッシュ)
・一般名称のような名前(煎茶)、
・よくわからないカタカナの名前(フレッシュライフ)
こういうものは
お客に共感を得られないということなのです。
あなた自身のタイトル(肩書き)や商品の名前を見直してみる
これは商品やサービス名、そしてあなた自身のタイトル(肩書き)やキャッチフレーズも同じだと考えられないでしょうか?
あなたの肩書きに
資格名や一般的な名称を使っていたとしたら?
→お客に響かないし、
その他の競合との違いも分らない。
資格などのあなたの機能面は
共感を得られることもないし、
あなたの良さも、強みも、持ち味も、伝わらない。
最新感やイケてる感じだけの
よくわからないカタカナ名も、覚えてもらいにくい。
上記のヒットした例は、
どれもお客さまの心を一瞬でつかむ名前
であることが分ります。
キャッチフレーズやタイトルとは、
お客さまに対する約束事=コミットメントを
短い言葉にして宣言したもの。
つまり、お客さまに
「提供するメリットの宣言」。
そしてそれは
「他にはない独自の強み」でもあるのです。
それを見てお客さまは
「私に必要な人(モノ/コト)だ」と
感じてくれる。
- わかりやすい(なるほど)
- インパクトがある(何それ?)
- 特徴的でユニークなもの(印象に残る)
- 使ったときのイメージができる(これよさそう)
あなたの肩書きや商品名を見直してみましょう。
お客さまを惹き付けて離さない、
「これ、私の!」と思ってもらえる
魅力的なネーミングが何か、ぜひ考えてみましょう。