あるプロジェクトで人物を描くことに。その服装はゴージャスな舞台衣装。
シャンソン歌手がまとうような黒い羽のリッチなショールみたいなもの。
見ないでテキトーに描くこともできるけれど、どうしてもチープな雰囲気になってしまいがち。
羽の張った感じのシルエット、光の当たり方など、そのものが「そのものらしく見える」特徴を表現するには、
やっぱり写真(実物)の観察が大事なんですね。
でも参考画像が欲しいけれど、そのもの名前がわからない。
そんな時に私がやっている、
「これ」というイメージ画像を見つけるための方法をご紹介します。
まず思いつくワードで検索。「羽」「ショール」
思いつくのは「羽」「ショール」。それで検索すると…
楽天の中国製品が。
悪くないけど、羽のボリュームが少なくてイメージとは違う。
その中でも気になったものをクリックし、
拡大された画面の中で説明文も重要なチェック個所。
別の言葉で表現されていないかを見ます。
そこの右側にでる小さいサムネイルの候補も
クリックして画像と文を見ます。
大きめのひらひらのショール画像に
「ターキー(七面鳥)羽根」という表現がありました。
これが一つのキーワードと思われますので、
次はこの言葉を英語で探します。
日本語検索でフックとなる言葉を見つけたら、それを英語で検索
今度はその言葉を英語で探します。
探すものにもよりますが、
今回の羽根のショールは欧米発のものだから
英語のほうが圧倒的な分母から探せて見つけやすいからです。
英語では、襟巻きをショールではなくスカーフと言うので
今度は「turkey」「feather」+「scarf」でやってみました。
少しかさ高さ感が出て近くなって来た気がしますが、
まだ、参考にするようなものではありません。
あきらめず、スクロールして画像をざあーっと見てみます。
すると、下の方にあった、
ちょっと近いかな?と感じる写真がいくつかありました。
クリックし詳細の文を見てみますと…
「Feather Boa」というワードが
ちらちら出て来ているのがわかります。
Turkey(七面鳥) Feather(羽根)で今ひとつでしたので、
新たに得られたキーワード「boa」を付けて再度、探してみます。
ちなみに「Boa」はボア襟巻き、柔らかい羽毛という意味です。
英語の検索結果で見つけた次のキーワードで再度、検索する
「Feather 」「boa」で検索してみますと…
やっぱり変わらない?
それでも、何かのフックがないか、画像を見ていきます。
おっ?
ちゃんと着用している写真だし、
羽根の感じもイメージに近い!!
クリックすると、関連画像のサムネもいい感じ!!
このショール(ボア)の感じ!
色つや、羽根の大きさ、ゴージャス感!!
まさにイメージ!!!!
これは参考イメージとしてキープです。
そしてこれら関連画像をよ〜く見ると、
説明文には「Coque Feather Boa」とありますね?
このCoque というワード、かなりキテそうですね。直感です。
なのでもう一度、「Coque」「boa」で検索すると・・・・
来ました!!
このリッチ感!ツヤ!しかも黒で!!
まさにイメージが!!!
さらにもっとスクロールして画像を見て行くと、
米国タレント、ジョアン・リバーさんのリッチな「羽根ボア」を身にまとった画像がありました!!!!
これも着用イメージとして参考にできますね!!!
いいね、いいね〜!!
結果:この羽根のショールの名前は
「Coque Feather Boa」(コクーン羽根襟巻き)
「Feather Boa」(羽根襟巻き)が
ジャストでした。
この検索結果から4枚ほどを参考にし、
絵を描きあげることができました。
まとめ
欲しいイメージは頭の中にあって、参考にする画像が欲しい。
そんな時はGoogle画像検索の英語で探すこと。
圧倒的に量が違うからです。
(※もちろん、日本語がよい場合もあります)
ただ、探したいそのものの名前が分からない。
そんな時は、まず
1. 思いつく言葉で日本語検索
2. その中で拡大したものの説明に英語、
あるいは別の言葉の表現(キーワード)を見つける
3. それをフックに英語で探す
4. その中で近いものの画像名(やページ名)を見る
5.これだ!という英単語(フレーズ)を見つけて再度検索
6. ばっちり!!!
実際は、ここに書いた以上にあれこれ検索したのですよ。
「もう見つけるのは無理かな?」と思ったほどです。
しかし小さい手がかりを見つけて、
それをフックに絞って絞っていくと、
行き当たることができるんです!。
「これだ」!っていうジャストのものに出会えると、
その苦労の分、1人達成感が味わえますよ(笑)。
ぜひ、試してみてくださいね。